① 何が起きた?

最初の会社で、5年以上にわたって経理の仕事を経験しました。買掛金や経費精算、月次決算、予算、固定資産など、お金に関わる業務を担当し、もっと勉強すれば詳しくなれるはずだと思い、簿記の教材やUSCPAの教材を買い、図書館や自宅で勉強しました。しかし、なかなか身につきませんでした。

② 当時どう感じた?

勉強方法が悪いのだと思っていましたが、今振り返ると、そもそもお金に関わることに、それほど興味を持てていなかったのだと思います。

③ なぜそうなったのか?

お金は生活に必要なものですが、お金が絡んだ瞬間に、人間関係が複雑になることがあります。「誰がいくら払うのか」「自分は損をしていないか」といった利害関係が生まれると、人間の欲が表に出てきます。自分は「お金」そのものよりも、お金によって生まれる利害関係に抵抗を感じていたのだと思います。

④ そこから何に気づいた?

苦手だったのは、利害関係が絡むことで人間関係がややこしくなることなのではないかと気づきました。ただ、「利害関係がある=人間関係がややこしい」とは限りません。相手の役に立った結果としてお金を受け取るのであれば、お金は人間関係を壊すものではなく、価値を交換するための道具とも考えられます。「お金=欲や争い」という見方に、自分自身が引っ張られていた可能性もあると思いました。

⑤ 今ならどうする?

今なら、「お金が絡まない関係」を探すというより、損得だけでつながっていない、利害を超えた付き合いができる人と関わってみたいと思います。お金を払う・受け取るという関係になっても、それだけで壊れない関係を大切にします。