① 何が起きた?

縁があって、海外で働く機会を得ました。大学で語学を専攻していたこともあり、語学が活かせる環境を探していました。

② 当時どう感じた?

働き始めてしばらく経った頃、日本で働いていたときに感じていた人間関係のストレスが、明らかに減っていることに気づきました。同じように毎日人と関わっているはずなのに、消耗の度合いがまったく違ったのです。

③ なぜそうなったのか?

今振り返ると、当時働いていた日本の職場では、周囲と歩調を合わせることや、目立ちすぎないようにすることが暗黙のルールになっていて、常に「周りからどう見られているか」を意識せざるを得ない空気がありました。一方、海外の職場では、自分の意見や行動そのものが先に扱われる場面が多く、周囲との比較よりも、自分がどう考え、どう動くかが問われている感覚がありました。この「意識のベクトルが常に他人に向いているかどうか」の違いが、消耗の差につながっていたのだと思います。

④ そこから何に気づいた?

人間関係のストレスは、必ずしも自分の性格や能力の問題ではなく、自分と環境との相性の問題であることがある、という気づきです。同じ「人と関わる」という行為でも、前提となる職場の空気や文化が変わるだけで、消耗の度合いは大きく変わります。

⑤ 今ならどうする?

今、もし人間関係のストレスに悩んでいるとしたら、まず「これは自分の性格の問題なのか、それとも今いる環境との相性の問題なのか」を切り分けて考えると思います。そのうえで、環境を変えるという選択肢を、これまでより早い段階で検討に入れると思います。