① 何が起きた?
幼児は、家の中にあるものを何でも遊び道具のように扱うことがあります。あるとき、幼児が妻にとって大切なものを、遊び道具のように扱っていました。幼児にとってはただ目の前にある「遊べそうなもの」の一つでしたが、妻にとっては大事なものだったため、妻が感情的になり、幼児にあたってしまいました。
② 当時どう感じた?
幼児が悪気なく触っただけなのに、感情的な対応をしてしまったことに、後から複雑な気持ちが残りました。
③ なぜそうなったのか?
幼児と大人では、物に対する認識が違います。幼児にとっては「おもちゃ」でも、大人にとっては「大事なもの」であり、幼児はそれが高価なものか、壊れやすいものかを十分に判断できません。わざと壊そうとしていたわけではなく、ただ目の前にあるものに興味を持って触っていただけだったのだと思います。
④ そこから何に気づいた?
感情的に幼児を責めても、問題そのものは解決しません。「触らないで」と言っても、幼児にはなぜ触ってはいけないのか理解できない場合があります。それなら、幼児を責める前に環境を変えたほうがいいのだと気づきました。「触られたら怒る」のではなく、「触られにくい環境をつくる」ことの方が、親にとっても幼児にとっても負担が少なくなります。ただし、すべてを禁止すれば幼児が自分で触って学ぶ機会も減ってしまうため、「壊されたら困るもの」「ケガにつながるもの」を優先して管理することが大切なのだと思います。
⑤ 今ならどうする?
今なら、大事なものや危険なものを幼児の手が届かない場所に先に置き、それでも触ろうとした場合は、感情的に怒る前に、別の安全なものへ興味を向けるようにします。幼児を変えようとするのではなく、幼児が安全に過ごせる環境をつくることを優先します。